
office-R2 救助技術指導事務所
office-R2のロープレスキュー講習について
ヨーロッパ式、アメリカ式の時代はもう終わりました
office-R2の講習では、10.5〜11mmのロープ、ENやNFPAなどの国際規格に適合した資器材を使用します。近代的なロープレスキュー資器材は世界各地の安全基準に適合しており、こういった資器材を用いて行われるロープレスキューに「ヨーロッパ式」「アメリカ式」という概念はもはや存在しません。
11mmロープを主体とした資器材は軽く、汎用性が広く、少人数での活動が可能という、人命救助活動には欠かせない性能があり、山岳救助はもちろん、高度な救助活動に向いています。
日本の救助隊に即した内容です
office-R2の講習では〔救助隊5名〕や〔救助隊3名、応援隊3名〕といった、日本の消防救助隊の実情を考慮した手技で講習を実施しています。
また、すでに施行されている労働安全衛生規則「ロープ高所作業」「墜落制止用器具」の項に完全に適合しており、レベル1〜2講習はこの「特別教育」を兼ねています。
さらなる高度化へ
ロープレスキュー技術はこの30年で目覚ましい進化を遂げ、少し前では考えられなかったような救助活動が容易にできるようになりました。そのため、地上と同等の救護活動を行うことが可能になりつつあります。また、技術的難易度や特殊性からある程度のリスクを容認していた時代は終焉を迎え、地上での活動と同程度の高い安全性を担保することが求められています。
我が国でも「ロープ高所作業」「フルハーネス型墜落制止用器具」の規定が創設され、これらの要求事項は当然にクリアできるのが近代的なロープレスキュー技術です。
医療・救急との連携を検証・研究しています。
「救助のための救助」ではなく、「要救助者のための救助」を目指しています。大会のため、競技のための不安定で安全性の低い技術ではなく、あくまで要救助者の社会復帰を目指した盤石な救助技術を構築するための訓練・教育を行っています。
更新:2024/12/30

